睡蓮の育て方
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開花時期 | ||||||||||||||||
植替 | ||||||||||||||||
株分 | ||||||||||||||||
肥料 |
温帯睡蓮は開花時期が、6〜10月中旬までと長く楽しめます。
地域や気候によっては5月中旬から花を咲かせます。
大き目の容器を使用すると、花を咲かせやすくなります。
葉が完全に枯れた秋以降、そのまま放置していても構いません。
全てが凍結してしまうような寒冷地では屋外越冬は出来ません。
設置場所の絶対条件
1.陽当り良好(直射限定)
西日が当たると水温が下がらない
カーポート下はダメ(元々、車を紫外線などから守るもの)
2. 風通しが良い
水温が上がりにくくなる
害虫が付き難くなる
3.容器下は土が好ましい
コンクリ、アスファルトは高温になる
(ブロックを入れ通気性を上げるなどの工夫が必要)
この条件が必須です。
温帯睡蓮は真夏の高温時に調子を崩すことがあります。
1.丸型容器(楕円も可)
葉が放射状に広がるため
2.推奨サイズより気持ち大きめ
花上りが良くなり、管理も楽!
3.口が広い容器
葉を広げやすいような形状
葉が重なると下の葉は腐っていく
向いていない容器
・ 口が狭い容器 ⇒ 葉が重なり痛む
・ 口の返しが内向き ⇒ 葉、茎が傷む
・ 浅すぎる容器 ⇒ 水切れが起きやすい
重量、土の締まり、保肥力が高いため粘土質の底床はおすすめ!
ネットやブログを見ると「睡蓮は蓮と同じく、田土、荒木田土、赤玉土を練って用土にする」と書かれている事があります。
≪応用≫
睡蓮を育てるために、蓮と同じ土は必要ではない。
硬質赤玉土や砂利を用いた育成も可能。
〇利点
・通水性がある
酸素供給、微生物の活着によるろ過能力がつく
×欠点
・難易度が上がる
・品種によっては育成自体が困難
・隙間が多く、養分が流出しやすい
・砂利や砂はアルカリ性になりやすい
1.化成肥料を使う
有機肥料は超上級者向け(腐敗する ガスが出る)
液肥は絶対ダメ!!(即効性で藻を育てるだけ)
2.高配合率は避ける
肥料あたりを防げる(まるやま1号はおすすめ)
3.基肥は少なく
基肥がなくても育つ
4.追肥は少量をこまめに
様子を見ながら少量ずつ
〜 化成肥料をすすめる理由 〜
有機肥料は微生物の分解により植物の栄養となります。
水中では固形物として分解される前に成分が一気に溶出し、水が腐ります。
種類により異なりますが、大体の種は水深10〜30cm以内です。
色々なバランスを考えると難しく何とも言えないのですが…
睡蓮は水深は浅めを好みます。確かに好みますが…
容器の形状、水切れなどを考えると、浅めの育成は難しいです。
水温、水質の変化も激しくなります。
逆に深いと、株元に日光が当たらないため成長、花上りが悪くなります。
睡蓮は根に栄養を蓄え、その栄養を使い葉を出します。
「伸びすぎたから…」と葉をカットしてしまうと、根の栄養がなくなりスカスカになり枯れてしまいます。
葉がしっかりと伸び光合成を行う事で、根に栄養が蓄えられます。
当然、翌年の成長・開花に影響してきます。
黄色くなり枯れ始めた葉や、腐り始めた葉は刈り取ってしまっても問題ありません。エビ、貝類がいない状態では腐敗の原因となります。
花の終わった花柄も刈り取ってしまって構いません。
1.追肥
様子を見ながら少量ずつ(肥料が蓮に近すぎないように注意)
過剰施肥は枯死、腐敗の原因!!
2.藻
糸状、泡状、海苔状の藻は除去する(他は害がない)
3.害虫
アブラムシ、ヨトウムシは見つけ次第駆除
ナメクジも食べに来るので注意!!
ボウフラは流水で洗い流すか、メダカで駆除
ミジンコは益虫であり駆除する必要はない(藻・枯葉を食べる)
4.夏は足し水
根の成長で土が持ち上がり、水の容量が減っている
葉が増えるとその分水を吸上げ水切れしやすい
5.夏は夕方に葉水
葉焼け、温度の上がり過ぎ、水切れ対策
6.刈取り
巻貝、エビがいない場合は枯葉は回収
7.寒冷地は屋内に
鉢内すべてが凍結してしまう地域の場合は越冬できない
1年に1度〜2年に1度行います。
ハサミで根を落とし、ハサミか包丁を使い株を切り分ける必要があります。
『年間スケジュール』に3月〜7月と書いていますが…
凍っていなければ、一年中行えます。
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