ビオトープにおすすめの土
ネットで「ビオトープ 土」と検索すると…
「ビオトープにおすすめの土」と沢山出来ます。
これらは、すべてウソです!!
鵜呑みにすると確実に失敗します!!
(画像はイメージでフリー写真から拝借)
水中に土はありますか?
石と砂利ですが、水草生えてますよね?
ビオトープにおすすめの土で調べると…
大磯砂、砂利などは…
・植物が育たない
・土に比べバクテリアが繁殖しない
・表面がツルツルでバクテリアがつきにくい
などと言われますが、完全にウソです。
大磯砂にもバクテリアは十分活着します。
池・川タイプのビオトープでは大磯砂などを使わなければ長期間の維持はできません。
川タイプ
水流強い・・3〜4分(中目)
水流弱い・・2〜3分(細目)
池タイプ・・・2〜3分(細目)
大型容器・・・2〜3分(細目)
このくらいのサイズがおすすめです。
砂はポンプに咬むと焼付きの原因になるため、おすすめしません。
白系の砂利を使うことで『有名絵画をマネした池』を作れます。
(深さと水面積、陽当たり、屈折率やらを計算する必要あり)
トロ舟、コンテナビオトープにおすすめです。
鉢植えに使用するのもおすすめです。
水槽用を使用する場合、何も配合されていないタイプをおすすめします。
また、水槽用は価格が高いのが問題です。
比重が軽い(流される)、2〜3年で崩れてしまう、といった理由から池・川タイプ、大型容器にはおすすめできません。
画像は自社製品『オリジナル粒状土』(SSサイズ)
蓮も育成可能な土!!水槽に利用可能!!
水槽用の1/2〜2/3と言う低価格を実現しました!
主に盆栽で使用される焼成された土です。
赤玉土はすぐ崩れるためおすすめできません。
比重が軽い(流される)、崩れにくいいが崩れはする、といった理由から池・川タイプ、大型容器にはおすすめできません。
極小品2mm、小品用3〜4mmが使いやすいです。
蓮との相性は悪く、睡蓮は微妙なところです。
各土と植物の植性との相性です。純粋に相性だけを評価しています。
☆−ベスト 〇−良い △−微妙 ×−最悪
種類 | 沈水 | 浮遊 | 浮草 | 浮葉 | 抽水 | 湿生 |
荒木田土 | ☆ | − | ☆× | ☆ | ☆ | ☆ |
赤玉土 | 〇 | − | ☆× | 〇 | 〇 | △ |
硬質赤玉土 | 〇 | − | ☆ | 〇 | 〇 | 〇 |
大磯砂 | 〇 | − | ☆ | △ | × | × |
砂 | 〇 | − | ☆ | 〇 | × | × |
水槽用 ソイル |
☆ | − | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
オリジナル 粒状土 |
☆ | − | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
赤玉土は潰していない状態です。(潰した場合荒木田土と同じ)
抽水、湿生は非常に種類が豊富なため一概には言えません。
浮草の☆×は、相性自体は良いが、根を張り過ぎ動かせない、移動時に濁りが出るなどから。
抽水、湿生はその状態で記載しております。「湿生植物だけど抽水状態で…」は除く。
大磯砂と砂は抽水・湿生状態では「夏場に熱を持ちすぎる」「害虫の侵入も許す」などの理由から「相性が悪い」としています。流れがあれば問題ありません。
オリジナル粒状土は自社商品です。詳細は『オリジナル粒状土』をご覧下さい。
底床として敷き詰めた際の相性です。
「ポンプとの相性」「清掃のしやすさ」「濁りの少なさ」で評価しています。
☆−ベスト 〇−良い △−微妙 ×−最悪
種類 | 池川 | 大型 | トロ | コン |
荒木田土 | × | × | × | × |
赤玉土 | × | × | × | × |
硬質赤玉土 | × | × | 〇 | 〇 |
大磯砂 | ☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
砂 | × | × | × | × |
水槽用 ソイル |
× | × | ☆ | ☆ |
オリジナル 粒状土 |
× | × | ☆ | ☆ |
全体に敷き詰める場合、大磯砂が優秀です。
水槽用ソイル、オリジナル粒状土は2〜3年で崩れてしまう、硬質赤玉土も崩れにくいがどうしても崩れるため、池・川タイプ、大型水槽タイプのビオトープには向いていません。
小さな鉢などに植物を植え付け、鉢を各ビオトープに入れる場合です。
☆−ベスト 〇−良い △−微妙 ×−最悪
種類 | 池川 | 大型 | トロ | コン |
荒木田土 | × | × | × | × |
赤玉土 | × | × | × | × |
硬質赤玉土 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
大磯砂 | △ | △ | △ | △ |
砂 | − | − | − | − |
水槽用 ソイル |
☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
オリジナル 粒状土 |
☆ | ☆ | ☆ | ☆ |
表は穴あき鉢を想定。
大磯砂は比重が重すぎ、薄い鉢は底が抜ける恐れがあります。
穴なしであれば、荒木田を使い蓮も植えられます。鉢よりも水位が高いと荒木田土が流出します。
穴なしの場合、他の土を使う必要はありません。
ちなみに当社ではビオトープは作っておりませんが…
〇−よく使う △−品種次第
種類 | 花蓮 | 温帯 睡蓮 |
熱帯 睡蓮 |
室内 熱睡 |
屋外 水草 |
室内 水草 |
屋外 日淡 |
室内 日淡 |
熱帯 魚 |
荒木田土 | 〇 | 〇 | ※ | ||||||
硬質赤玉土 | 〇 | ||||||||
大磯砂 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
砂 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
オリジナル 粒状土 |
〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
「熱睡」−熱帯睡蓮 「日淡」−日本淡水魚
このように使い分けています。
※『屋外日淡×荒木田土』
タナゴ、ドジョウ、タニシ、カワニナ、ドブ貝などです。
荒木田土と砂などを含む『自作の田土』を底床にしています。
他にも、湿生植物に使用している土は別にあります。
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